2025年6月07日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「子どもの歯並びが気になるけど、矯正って高いのでは?」と不安に思われる親御さんは多いかと思います。実は、一定の条件を満たせば、子どもの矯正治療が保険適用になるケースもあります。今回は、保険適用になるケースや、治療を始めるタイミングについて詳しくご説明します。
保険がきく子どもの矯正とは?
通常、矯正治療は「自費診療」に分類されますが、以下のような特定の症例では保険適用となることがあります。
● 保険適用の対象となる疾患(厚生労働省指定の疾患)
以下のような「先天的疾患に由来する不正咬合」が対象です。
- 唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)
- ダウン症候群
- ゴールデンハー症候群
- クルーゾン症候群 など
これらは、あらかじめ国が「医療保険の対象」と認めている疾患に該当する場合に限られます。健康保険の適用を受けるには、自治体指定の医療機関で治療を受ける必要があります。
当院でも、指定の医療機関へのご紹介は可能ですので、ご相談ください。
保険外でも矯正が必要な理由
多くのお子さまは、上記のような「指定疾患」には該当しないため、矯正は原則として自費診療になります。しかし、子どもの矯正には多くのメリットがあるのも事実です。
● 子どもの時期に治療するメリット
- 顎の成長をコントロールできる(骨格的な改善が可能)
- 抜歯せずに治療できる可能性が高い
- 将来的な大人の矯正期間が短縮できる
子どもの矯正は、将来の歯列不正を予防できる唯一の方法です。
子どものうちから介入することにより、大人になってから矯正が必要な場合でもより理想的な仕上げにすることができます。
治療開始のタイミングはいつがベスト?
子どもの矯正には「一期治療」と「二期治療」があります。
● 一期治療(6〜12歳前後)
顎の成長を利用して歯並び・かみ合わせを整える時期。悪習癖(指しゃぶりや口呼吸)を改善する目的も。
● 二期治療(12歳以降)
永久歯が生え揃った後に、ワイヤーやマウスピースで歯を整列させる本格的な矯正。
一般的に、小学校低学年〜中学年の段階で一度矯正相談を受けておくことをおすすめします。
博多歯科・矯正歯科では無料相談を実施中!
当院では、子どもの矯正についての初回相談を無料で行っております。保険の適用可否や、治療開始のベストな時期など、一人ひとりに合わせて丁寧にご説明いたします。
まとめ
- 子どもの矯正で保険がきくのは、「厚生労働省が定めた先天性疾患」の場合のみ
- 多くのケースでは自費診療だが、成長期の矯正には大きなメリットがある
- 最初の相談は小学校低学年〜中学年がベストタイミング
お子さまの将来のためにも、まずはお気軽にご相談ください!
参考文献
- 厚生労働省|医療保険が適用される顎口腔機能診断施設の一覧
https://www.mhlw.go.jp/ - Yamashiro, T. et al. (2020). Orthodontic treatment need and treatment timing in Japanese children. Journal of Clinical Pediatric Dentistry, 44(2), 89-94.
- Consensus AIによる調査結果(https://consensus.app/)