2025年11月21日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、
博多歯科・矯正歯科、院長です。
歯を失った際の治療として
- 入れ歯
- ブリッジ
- インプラント
の3つがありますが、当院でもよく選ばれているのが インプラント です。
もし自分が歯を失ってもきっとインプラントを選択しますが、メリットだけでなくデメリットも理解した上で選ぶことがとても大切です。
今回は、歯科医師の視点から「インプラントの良い点・注意点」をまとめますのでぜひ最後までご覧ください!
▶ インプラントとは?
顎の骨に人工の歯根(チタン製のスクリュー)を埋め込み、
その上に人工の歯(セラミック)を装着する治療です。
“自分の歯とほぼ同じ機能”を再現できるため、
噛み心地・見た目・耐久性の面で優れています。
【メリット①】まるで「自分の歯」と同じように噛める
インプラントが選ばれる一番の理由です。
噛む力は 天然歯の約80〜90% と言われており、
硬いものでもしっかり噛むことができます。
✔ ステーキ
✔ ナッツ
✔ おせんべい
✔ フランスパン
入れ歯では難しい食べ物も問題なく食べられます。
日本だと入れ歯は保険が使えるのであれば何方も多いですよね。そもそも日本の食生活だとご飯や魚、野菜も煮物で食べたりと軟食なので困らない方も多いかもしれません。結局は食事のための歯なので不自由なければもちろん入れ歯でもいいと思います!
欧米では肉食中心のため、食事にはかなり支障がでるそうで、孫と一緒にご飯に行きたい高齢者の方はインプラントを選択するそうです。
【メリット②】見た目が自然で美しい
上に被せる歯は セラミック・ジルコニア などの白い材料。
銀歯のように目立たず、周囲の歯とも自然に馴染みます。
前歯のインプラントでも、見た目の違和感はほとんどありません。
【メリット③】隣の歯を削らない
ブリッジ治療のように周囲の健康な歯を削る必要がなく、
残っている歯に負担をかけないのが最大の利点です。
40代以降は「歯を守る」ことがとても重要なので、
削らずに済む治療は大きな価値があります。
歯を削ると、歯にとってはダメージとなります。エナメル質はなくなり、むし歯になりやすい象牙質が露出します。そのためむし歯になり、今度は神経まで達し、最後は抜歯に至ってしまうという抜歯のカウントダウンが始まります。歯を削らずに済む、削るにしてもちょっとで済むことは大きなメリットです。
【メリット④】長持ちしやすい(10年後の残存率9割以上)
適切にメンテナンスすれば、
10〜20年以上使えるケースが多い治療法です。
入れ歯では数年ごとの作り替え、
ブリッジも10年を過ぎると不調が出やすいので、
長期的にはインプラントが最も“持ちが良い”治療と言えます。
▶ デメリットもしっかり理解しましょう
【デメリット①】外科手術が必要
顎の骨に埋め込むため、
局所麻酔(または静脈内鎮静)での手術が必要です。
患者さんの体質や服薬状況によっては、
術前の血液検査や適応判断が必要なこともあります。
【デメリット②】治療期間が長め
一般的には 3〜6ヶ月。
骨と人工歯根が結合するまで時間が必要です。
ただし、博多歯科・矯正歯科ではデジタル設備を導入しているため、
術前の診断〜埋入までがスムーズに進みます。
【デメリット③】保険適用外(自費治療)
費用は医院によって差がありますが、
一般的に 1本30〜50万円 程度が目安です。
ただし、
- ブリッジのように周囲の歯がダメになって再治療
- 入れ歯の作り替え
などの長期的コストを考えると、
インプラントの方が“結果的に安い”というケースも多いです。
【デメリット④】メンテナンスを怠るとトラブルに
歯周病と同じように、
インプラント周囲炎(骨が溶ける病気) になることがあります。
ただし、
・定期検診
・正しいブラッシング
を続けることで予防可能です。
▶ 当院のインプラント治療の特徴
● デジタル設備を使った精密診断
CT撮影 → 骨の厚みや神経位置を立体的に把握。
安全性の高い埋入が可能になります。
● ガイドサージェリー対応(より安全・正確)
インプラント手術専用の“ガイド”を作り、
ミリ単位で適切な位置に埋入できます。
● 静脈内鎮静にも対応
眠った状態で治療を受けることもできるので、心理的ハードルを大きく下げられます。
※静脈内鎮静は自費治療のメニューとなります
▶ まとめ:インプラントは「選べるなら最有力」
メリット
- よく噛める
- 見た目が自然
- 歯を削らない
- 長持ちしやすい
デメリット
- 外科手術が必要
- 治療期間が長い
- 自費で費用がかかる
- メンテナンスが必須
歯を失った場合、
多くのケースでインプラントが最も理想的な選択肢になります。
福岡市博多区でインプラント治療を検討している方、メリット・デメリットを踏まえて相談したい方は、お気軽に博多歯科・矯正歯科へご相談ください。