2025年9月06日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です。
40代以降の患者さんから多くいただくお悩みのひとつが、
「噛み合わせが変わった気がする」「歯が次々と悪くなっていく」というもの。
これは、いわゆる“噛み合わせ崩壊”が進行しているサインかもしれません。
放置すると歯の連鎖的な崩壊につながり、最終的には入れ歯や総義歯を余儀なくされることもあります。
今回は、噛み合わせが悪くなるとどのようなことが起きるかについて解説します!
噛み合わせ崩壊のサイン
- 奥歯がしっかり噛めない
- 詰め物や被せ物がよく外れる
- 前歯がすき間だらけになってきた
- 顎やこめかみに疲れや痛みを感じる
- 歯が割れたり欠けたりすることが増えた
➡︎ これらは「噛み合わせのバランスが崩れている」危険信号です。
主に噛んだ時の症状ですが、何もしなくても痛くなると要注意です。短期的であればいいのですが、腰痛や肩こりのように、放置すると悪化していきます。
なぜ40代以降に増えるのか?
- 長年の噛み癖や歯ぎしりの影響
少しずつ歯の位置や高さが変化し、バランスが崩れます。 - 歯の欠損を放置
抜けた歯をそのままにすると、周囲の歯が倒れ込み、連鎖的に悪化。 - 歯周病の進行
歯ぐきや骨が弱ることで、支えがなくなり歯の位置が不安定に。
お口の中の詰め物や被せ物を全て同じ歯科医院でやっている方は少ないと思います、引っ越しや転勤などのライフイベントで歯科医院はその時によって変わっていく方が多いのではないのでしょうか。その場合は先生によって手技やコンセプトが変わっていくことも多いので、パッチワーク的な治療になっていることもあります。
放置するとどうなる?
- 咀嚼力の低下で食事の楽しみが減る
- 顎関節症や頭痛、肩こりを引き起こす
- 歯が次々とダメになり、最終的に総義歯に至るリスク
噛み合わせの崩壊はゆっくり進行するため自覚しにくいですが、気づいたときには大きな治療が必要になるケースが多いのです。
大事なのは早期発見早期治療になります。
防ぐための治療法
1. 早期の検診・調整
- 噛み合わせのわずかなズレも、早期なら調整で改善できます。
2. 矯正治療
- 歯の位置を整えることで、噛み合わせ全体を回復。
- 目立たないマウスピース矯正(インビザライン)も選択可能です。
3. インプラント・ブリッジ・義歯
- 抜けた歯を放置せず、適切に補うことが噛み合わせ崩壊を防ぐカギです。
4. ナイトガード(マウスピース)
- 就寝中の歯ぎしり・食いしばりによる歯の破壊を防ぎます。
当院の強み(福岡・博多区)
- 総合治療が可能なGP(一般歯科医)
矯正・インプラント・補綴・歯周病治療をトータルで設計。 - 土日祝も診療/平日21時まで
忙しい40代・50代の方でも通いやすい体制です。 - 休診日なし&博多駅徒歩5分
定期的なメンテナンスを無理なく続けられます。
また、当院では院長が顎関節症のセミナーのインストラクターをしておりますので、顎のお悩みも診察可能です。お気軽にご相談ください。
まとめ
- 40代以降に増える「噛み合わせ崩壊」は、歯の連鎖的なダメージを引き起こす
- サインを見逃さず、早期に治療・予防することが大切
- 矯正・補綴・インプラントを組み合わせた総合治療で、健康寿命を延ばすことが可能
顎や噛み合わせの治療は難しく、また習慣によるところも大きいので症状もしつこいです。
福岡市博多区で「噛み合わせが気になる」「歯が次々と悪くなるのを防ぎたい」という方は、ぜひ当院へご相談ください。
参考文献
- Carlsson GE. “Clinical morbidity and sequelae of treatment of edentulous patients.” Int J Prosthodont. 1998
- 厚生労働省「歯の喪失と健康寿命に関する報告」2021年
- 日本補綴歯科学会「咬合に関するガイドライン」2020年