2025年10月28日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です。
皆さんは、歯科医院で保険診療を受けた際に「明細書」をもらっていますか?
実はこの明細書、医療機関には発行の義務があることをご存じでしょうか。
いまだに発行していない医療機関も多いのですが、明細書をもらい、内容について確認することは保険診療を受ける患者さんの権利です。
今回は、保険の明細書の重要性と、当院の取り組みについて解説します。
1. 保険の明細書とは?
「保険診療明細書」とは、どのような治療にどれだけの保険点数が使われたのかを記載した書類です。
具体的には、
- 診療内容(検査・処置・薬など)
- 使用材料
- 保険点数と負担金額
といった情報が記載されています。
つまり、「どんな治療にお金を払っているのかを確認できる領収書」というわけです。
スーパーなどの領収証と違って非常に専門的な用語で書いてあるので難解ですが、わからないところがあればご遠慮なく聞いてください。何にいくらかかっているのかを知ることは非常に大事です。
2. 医療機関には「発行義務」があります
厚生労働省の定めにより、
令和2年度以降、すべての医療機関は明細書を無償で発行する義務があります。
ただし、患者さんから「不要」と申し出があった場合を除きます。
つまり、
「明細書をもらっていない」場合、
👉 医療機関側が義務を果たしていない可能性があります。
当院では必ず発行していますのでご安心ください。
3. 明細書を発行していない場合のリスク
万が一、医療機関が明細書を発行していない場合、
「不正請求(架空請求)」が行われている可能性があります。
例えば:
- 実際に行っていない処置を請求している
- 保険点数を水増ししている
こうした問題を防ぐために、明細書の発行・確認は患者さんの権利です。
💡 国も「患者自身による医療費チェック」を推奨しています。
4. 当院での取り組み
博多歯科・矯正歯科では、
- 自動精算機で明細書を自動発行
- 点数・治療内容の透明化を徹底
- 不明点は歯科医師が丁寧に説明
という体制を整えています。
医療の透明性を守ることは、
患者さんの信頼を得るだけでなく、
私たち歯科医療従事者の責任でもあります。
これはなんの点数なのか、と疑問に思われた場合は遠慮なくお聞きください。
5. 明細書の見方とチェックポイント

内容に疑問がある場合は、遠慮せずスタッフにご質問ください。
6. まとめ
- 保険の明細書は医療機関の発行義務あり
- 発行されない場合は不正請求の可能性も
- 明細書は自分の治療内容を知る大切な記録
- 当院ではすべての保険診療で自動発行を実施中
福岡市博多区で「安心して保険診療を受けたい」という方は、
博多歯科・矯正歯科までお気軽にお越しください。
治療内容・費用の透明化を徹底し、信頼できる歯科医療を提供しています。
参考文献
- 厚生労働省「診療明細書発行体制等加算の取扱いについて」(令和2年度)
- 日本歯科医師会「明細書発行義務化に関するガイドライン」2021年
- 医療保険制度改革推進本部「医療費の透明化に向けた取り組み」2023年