2025年9月21日
こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です。
「歯を白くしたいのですが、保険のクリーニングとホワイトニングは何が違うのですか?」
患者さんからよくいただくご質問です。
どちらも“歯をきれいにする”治療に見えますが、目的・方法・効果は大きく異なります。
今日は両者の違いについて詳しく解説したいと思います。この違いを知らないと、保険のクリーニングで十分なのに、ホワイトニングをしてしまう可能性がありますので是非最後までご覧ください。
保険のクリーニングとは?
目的
- 虫歯・歯周病の予防
- 歯石・歯垢(プラーク)・着色汚れの除去
方法
- スケーラーで歯石除去
- PMTC(機械的歯面清掃)でプラークや着色を落とす
- 保険診療で行える範囲は「病気の治療・予防」が中心
効果
- 歯ぐきの炎症改善
- 口臭予防
- 見た目の清潔感アップ(着色はある程度落ちる)
➡︎ 歯本来の色に戻すことはできても、歯そのものを漂白する効果はありません。髪でいうとシャンプーです。シャンプーで髪が汚れる前の色には戻せると思いますが、髪内部の脱色までは難しいですし、髪のダメージによっても色合いの回復は変わってきます。歯のクリーニングにも同じようなことが言えます。
医療用ホワイトニングとは?
目的
- 歯の内部から白くする“審美目的の治療”
方法
- 過酸化水素や過酸化尿素を含む薬剤を使用(医療機関でのみ扱える薬剤)
- 光照射やマウスピースを用い、薬剤を歯に浸透させる
- オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニングの選択肢あり
効果
- 歯の色そのものを明るくできる
- 透明感のある自然な白さを実現
- 効果は数ヶ月〜1年程度持続(メンテナンスで延長可能)
➡︎ クリーニングでは落ちない「加齢や内部の変色」に効果的です。髪で言うとブリーチのようなもので、歯の内部の着色を落とせるので歯自体の色を変えることができます。
当院でのサポート(福岡・博多区)
- 予防歯科+ホワイトニングのトータルケア
→ まず保険のクリーニングで土台を整え、その上でホワイトニングを行うことで効果アップ - 患者さんのライフスタイルに合わせたプラン
→ オフィス・ホーム・デュアルの中から選択可能 - 通いやすさ
→ 土日祝も診療/平日21時まで/休診日なし/博多駅徒歩5分
自分にはどっちがあってるのかわからない方はもちろん、クリーニングで落ちると思うけどどうですか?などお気軽にご質問ください。また、当院ではエアフローと呼ばれるパウダークリーニングもあり、歯の裏側の汚れや歯並びが悪いところのお掃除もできますのでお気軽にご相談ください。
まとめ
- 保険のクリーニングは「歯の健康管理」
- 医療用ホワイトニングは「歯の審美改善」
- 目的が違うため、希望に応じて使い分けが必要
福岡市博多区で「クリーニングとホワイトニング、どちらが自分に合うか知りたい」という方は、ぜひ当院へご相談ください。僕は患者さんが満足すればそれが1番嬉しいので、中立的にご提案いたします!
参考文献
- 日本歯科審美学会「ホワイトニングガイドライン」2020年
- 厚生労働省「保険診療と自費診療の区分」2021年
- Joiner A. “Tooth colour: a review of the literature.” J Dent. 2004