2025年9月16日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です。
「銀歯は目立つから嫌だけど、自費のセラミックは高い…」
そんな方におすすめなのが、保険でできる白い詰め物(CAD/CAMインレー)です。
今回は保険でできる白い詰め物のひとつであるCADインレーについてご紹介します。
当院では患者さんに多くの選択肢を持ってもらうことをコンセプトにしておりますので、ご希望がありましたらご相談ください。
保険でできる白い詰め物とは?
CAD/CAMインレー・クラウン
- プラスチックとセラミックを混ぜたハイブリッド素材
- CAD/CAMシステムで精密に削り出し、歯に合わせて装着
- 銀歯と比べて 自然な白さ が特徴
CADはパソコン上で造形物をデザインするシステムのことで、CAMはそれを実際に現実世界に造形するシステムのことです。わかりやすい例で言うと、3Dプリンターで、コンピューター上で造形したデータをプリンターで実物に造形しますよね。あんなイメージです。
保険適用になる条件
- 小臼歯(前から4・5番目の歯):条件を満たせば白い詰め物が可能
- 大臼歯(奥歯):上下左右にすべて歯が残っている場合など、条件つきで適用可能
- 前歯の被せ物:保険適用のCAD/CAM冠が選べる
※条件は厚生労働省の規定や口腔内の状況に基づきます。詳しくは診察時にご説明します。
メリット
- 銀歯より目立たない
- 保険診療なので費用が抑えられる
- 金属アレルギーのリスクがない
従来は銀歯一択でしたが、CADインレーが入ったことで保険で白くすることが可能になりました。
デメリット
- セラミックに比べて 変色・摩耗しやすい
- 強度が劣るため、強い力がかかる部位では割れることがある
- 適用範囲が限られている
保険でできる反面、ベストな材料ではなく、脆く外れやすい性質があるものなので、僕たちがどんなに技術を上げても材料の性質以上のクオリティは出せません。長期的には持たないものですが、ひとまず「むし歯がない状態に持っていく」ことはできますので、気になる方は是非ご相談ください。
保険の白い詰め物と自費セラミックの違い

当院の特徴(福岡・博多エリア)
- 保険・自費どちらも対応可能:患者さまのご要望に合わせてご提案
- 総合的な治療計画:虫歯治療・審美治療・矯正をトータルでサポート
- 通いやすさ:土日祝も診療/平日21時まで/休診日なし/博多駅徒歩5分
まとめ
- 保険で白い詰め物ができる「CAD/CAMインレー・クラウン」は、費用を抑えながら自然な見た目を実現できる治療
- ただし、耐久性や変色リスクを考えると、自費のセラミック治療が望ましい場合もあります
- 福岡市博多区で「保険の白い詰め物について相談したい」という方は、ぜひ当院へお越しください
参考文献
- 厚生労働省「歯科用CAD/CAM冠に関する保険適用」2020年改訂版
- 日本歯科審美学会「CAD/CAM治療のガイドライン」2021年
- Miyazaki T, Hotta Y. “CAD/CAM systems available for the fabrication of crown and bridge restorations.” Aust Dent J. 2011