【保存版】インプラントは何年もつ?長持ちさせるためのポイントも解説|博多駅博多口の歯科・歯医者|博多歯科・矯正歯科|日・祝日も診療

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【保存版】インプラントは何年もつ?長持ちさせるためのポイントも解説

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2025年6月06日

【保存版】インプラントは何年もつ?長持ちさせるためのポイントも解説

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!

今回は「インプラントは何年もつのか?」という疑問にお答えします。高額な治療であるインプラントを検討するうえで、「どれくらい持つのか?」という点はとても気になるところだと思います。最新の研究やデータをもとに、寿命の目安や長持ちさせるためのコツをご紹介します。

インプラントの平均寿命は?

インプラントの寿命は10〜20年以上といわれており、適切なメンテナンスがされていれば20年超えの症例も多数あります。近年の文献では、以下のようなデータが報告されています。

● 10年生存率:約94〜96%
● 15年生存率:約89〜93%
(Moraschini V et al., 2015; Jung RE et al., 2012)

つまり、「10年で1本あたり5%程度の脱落」があるという程度です。ブリッジや入れ歯よりも、長期間安定して使える可能性が高いのがインプラントの魅力です。

インプラントが長持ちしないケースとは?

寿命に影響を与える要因として、以下のようなものが挙げられます。

  • 歯周病の進行(インプラント周囲炎)
  • 喫煙
  • 歯ぎしり・くいしばり
  • セルフケア不足
  • 定期的なメンテナンスを受けていない

特にインプラント周囲炎は脱落の主な原因となるため、天然歯と同様に歯ぐきの健康を保つことが重要です。

インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病にはなります。

そのため、すでに歯周病の方は歯周病をしっかり治療する必要がありますし、その後も予防が重要です!

インプラントを長持ちさせるためのコツ

インプラントを20年、30年と長持ちさせるには以下の点が大切です。

  • 毎日の正しい歯みがき
  • 定期的なプロによるクリーニング(3〜6ヶ月ごと)
  • 歯周病の早期発見・治療
  • 夜間のマウスピース装着(歯ぎしり対策)
  • 禁煙

当院では、インプラント治療後も定期検診で噛み合わせチェックや清掃指導を行い、患者様とともに長期安定を目指しています。

インプラントは一生もつのか?

「一生もつ」と断言はできませんが、適切な管理をすれば20年以上使用可能な場合も多く、十分な費用対効果がある治療です。

天然歯よりむし歯にはなりませんが、周囲の歯ぐきの炎症には注意が必要なため、予防意識を持った方にこそ向いている治療といえます。

しっかりメンテナンし、持つように生活習慣を心がければ、インプラントは応えてくれます。

まとめ

インプラントは長期にわたって使える優れた治療法ですが、その寿命は患者様のケアと歯科医院でのサポートによって大きく左右されます。インプラント治療をご検討の方は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。

参考文献

  • Moraschini V, Poubel LA, Ferreira VF, Barboza ED. Evaluation of survival and success rates of dental implants reported in longitudinal studies with a follow-up period of at least 10 years: a systematic review. Int J Oral Maxillofac Surg. 2015;44(3):377-88.
  • Jung RE, Zembic A, Pjetursson BE, Zwahlen M, Thoma DS. Systematic review of the survival rate and incidence of biological, technical, and aesthetic complications of single crowns on implants reported in longitudinal studies with a mean follow-up of 5 years. Clin Oral Implants Res. 2012;23 Suppl 6:2–21.

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