2025年10月05日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です。
最近、「マウスピース矯正」という言葉をよく耳にするようになりました。
「ワイヤーを付けずに歯並びを治せる」と聞くけれど、実際どんな治療なのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
今回は、歯科医の立場からマウスピース矯正の特徴やメリット・注意点を詳しくご紹介します。
今後、矯正治療を検討されている方はぜひ参考にしてください。
マウスピース矯正とは
- 透明のマウスピース型の装置を使って、少しずつ歯を動かしていく矯正方法です。
- 治療計画に基づき、1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換して、歯を理想的な位置に導きます。
- 当院では世界的にもシェアの高い「インビザライン(Invisalign)」を導入しています。
マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正の発達は近年目覚ましく、昔はごく限られた方のみ適応できる装置でしたが、今ではほとんどの方で適応できます。当院でもワイヤー矯正とマウスピース矯正は半々くらいです。私はマウスピースでできるのであれば矯正はマウスピースの方がいいと思っているので、メリットをまずご紹介します。
1. 透明で目立たない
装置がほとんど透明なので、周囲に気づかれにくく、接客業や営業職の方にも人気です。
2. 取り外しができて衛生的
食事や歯みがきのときに外せるため、むし歯や歯周病のリスクが少ないのが大きな利点です。
3. 痛みや違和感が少ない
ワイヤー矯正に比べて圧力がやさしく、装着時の痛みや口内炎の発生が少ない傾向があります。
4. 通院回数が少ない
ワイヤー矯正に比べて調整が少ないため、忙しい社会人や学生にも続けやすい治療です。
目立たなくて、いざという時取り外せて、痛みも少なく、自分で進められるので通院も少ないという理想的な矯正です。ただしデメリットもあります。
注意点・デメリット
- 装着時間を守ることが重要(1日20〜22時間)
→ きちんと装着しないと、歯が計画通りに動きません。 - 複雑な歯並び(骨格性・重度の叢生など)では、
→ ワイヤー矯正の併用が必要になることもあります。 - 紛失や破損に注意が必要です。
自分で頑張ってもらう矯正なので、成功は患者さんにかかってきます。ここが最大のデメリットです。
治療の流れ
- 精密検査(3Dスキャン・写真撮影)
- 治療シミュレーション(仕上がりの予測を可視化)
- マウスピース製作・装着スタート
- 定期チェック(1〜2か月ごと)
当院ではデジタルスキャナーを用いて歯型を取るため、従来の粘土のような型取りは不要です。
当院の特徴(福岡・博多区)
- インビザライン公式導入医院
- 平日21時まで/土日祝も診療/休診日なし → 忙しい方でも無理なく通院
- 矯正・ホワイトニング・セラミックなどをトータルで計画立案
- 矯正中のむし歯・歯周病予防まで一貫してサポート
矯正中はトラブルがつきものですが。当院は年末年始以外に休診日はありません。お盆もGWもやっていますので、しっかりアポートできるのが利点です。
まとめ
- マウスピース矯正は、透明で目立たず快適に歯並びを整える治療
- 取り外し可能で衛生的、痛みも少ない
- 装着時間の管理と通院チェックを守ることが成功の鍵
福岡市博多区で「仕事をしながら矯正したい」「見た目が気にならない矯正がいい」という方は、ぜひ当院へご相談ください。
参考文献
- Kesling HD. “Coordinating the predetermined pattern and tooth positioner with conventional treatment.” Am J Orthod Oral Surg. 1945
- Boyd RL. “Esthetic orthodontic treatment using the Invisalign appliance.” J Clin Orthod. 2001
- 日本矯正歯科学会「マウスピース型矯正装置に関するガイドライン」2020年