2025年11月01日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です。
「ホワイトニングって、どうして歯が白くなるの?」
「漂白って聞くと少し怖い…」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
ホワイトニングは結構染みるので、歯が溶けてるんじゃないかと心配している方も多くいます。
今回は、ホワイトニングの科学的な仕組みを、歯科医の立場からわかりやすくご説明します。
1. ホワイトニングとは?
ホワイトニングとは、薬剤(主に過酸化水素や過酸化尿素)を使って歯の内部の着色成分を分解する方法です。
歯の表面を削ったり、コーティングしたりするのではなく、
歯の内部の色そのものを明るくするのが特徴です。
本質的には美容室でもブリーチと同じような仕組みです。ブリーチの時って頭皮が痛いですよね。あれと同じような薬品の影響で歯が滲みますが、ホワイトニングをやめれば無くなります。
2. 歯の黄ばみの原因
歯の色が黄ばんで見える理由は、大きく分けて2つあります。

外因性はクリーニングである程度落とせますが、
内因性の黄ばみはホワイトニングでしか改善できません。
3. ホワイトニングの仕組み
ホワイトニング剤の主成分である過酸化水素(または過酸化尿素)が、
歯の内部に浸透して色素を化学的に分解します。
この反応で発生する「活性酸素」が、
歯の中にある有機色素を無色化することで、歯全体が白く見えるようになります。
💡 ポイント:
- 歯の構造(エナメル質・象牙質)はそのまま
- 表面を削らずに、内部の色を変える
- 安全性が高く、エナメル質を傷つけない
髪のブリーチでは髪が痛みますが、歯のホワイトニングでは歯は痛みませんのでご安心ください。
4. ホワイトニングの種類
🦷 オフィスホワイトニング
歯科医院で行う即効性の高い方法。
高濃度の薬剤を使い、1回で効果が実感できることが多いです。
- 所要時間:約90分
- 効果持続:約1-3ヶ月
- 忙しい方・イベント前におすすめ
- 短期間で白くなるが後戻りしやすい
🏠 ホームホワイトニング
専用マウスピースを使って自宅で行う方法。
低濃度の薬剤を長時間作用させるため、自然で長持ちする白さになります。
- 期間:2〜4週間
- 効果持続:半年〜1年
- 自分のペースでできる
- 後戻りしにくい
💎 デュアルホワイトニング
オフィス+ホームを組み合わせた方法。
即効性+持続性を両立できる最も効果的な方法です。
当院でもこちらをおすすめしています。
5. ホワイトニングで得られるメリット
- 自然で明るい笑顔に
- 印象が若々しくなる
- 歯を削らずに審美改善できる
- 接客・営業・ブライダルなど印象を重視する方にも人気
6. 注意点とデメリット
- 一時的にしみる症状(知覚過敏)が出ることがある
- 被せ物や詰め物は白くならない(歯の内部にのみ作用)
- 効果は永久ではなく、定期的なメンテナンスが必要
- バンディングという色斑が一時的に起きます(特にオフィス)
当院では、刺激を抑えた薬剤やしみ止めジェルを併用し、
できる限り負担の少ないホワイトニングを行っています。
7. まとめ
- ホワイトニングは、薬剤の化学反応で歯の内側の色素を分解する治療
- 歯を削らずに自然な白さを取り戻せる
- オフィス・ホーム・デュアルの3タイプがある
- 定期的なメンテナンスで白さをキープできる
福岡市博多区で「歯を削らずに白くしたい」「医療ホワイトニングを受けたい」という方は、
博多歯科・矯正歯科へぜひご相談ください。
国家資格を持つ歯科医や歯科衛生士が、安全かつ効果的な方法で白い歯をサポートします。
平日は夜21時まで、土日祝も診療しており、年末年始以外は休診日がありませんのでお気軽にご相談ください。。
参考文献
- 日本審美歯科学会「ホワイトニングガイドライン」2022年
- Joiner A. Review of the effects of peroxide on enamel and dentin properties. J Dent. 2020
- 厚生労働省「歯の漂白に関する医療ガイドライン」2023年