2025年7月02日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「セラミックは高いけど一生持つの?」「再治療が必要になるのでは?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。確かに、保険治療のもの(銀歯やCAD)と比べると、セラミックは価格差がありすぎて騙されてるのでは無いかと思われるくらいです、、、笑
僕も歯科医師になる前はそう思っていました!
ただ、歯科医師になり、勉強すればするほど自分ならセラミックや金歯がいいなと思います。
今回は、セラミックの被せ物の寿命・費用・再治療の可能性について、最新の研究も踏まえて詳しく解説します。
セラミックはどれくらい長持ちするの?
セラミックは、見た目の美しさだけでなく、金属アレルギーの心配がなく、変色しにくいというメリットがあります。しかし、「一生使えるか?」と聞かれると、見た目の面ではメンテナンス次第というのが正直なところです。
そもそも椅子やテーブルなど、一緒使えるものの方が少ないです。
まして、口の中のような、
- 絶えず噛む力にさらされる
- 熱いものや冷たいものにさらされる
- 酸性やアルカリ性にさらされる
そんなシビアな環境では、100年近くある物質をお持たせるのは難しいでしょう。一生もつポテンシャルのある私たちの歯はすごいのです。
多くの研究では、10年後の生存率が約90%という報告があり、条件が整えば15年以上も使い続けることが可能です(Pjetursson et al., 2007)。ただし、かみ合わせや歯ぎしり、歯周病の有無などによっても寿命は左右されます。
結局は、私たちの歯というのはものすごく優れたもので、それを失ったのであればデメリットを最小化することに専念さざるを得ません。
費用は高い?保険との違いは?
セラミック治療は保険適用外の自費診療となるため、1本あたり8万円〜15万円程度が相場です。一方、保険診療で使われるCAD/CAM冠(白いプラスチック+セラミックのハイブリッド)は費用が抑えられますが、強度・審美性・耐久性においてはセラミックに劣ります。
つまり、「長持ちする美しさ」を求めるならセラミックが最適ですが、費用とのバランスを考えることも大切です。
再治療になるケースとは?
セラミック自体は変色しませんが、歯ぐきが下がることで隙間ができることがあります。すると、そこに汚れがたまりやすくなり、二次むし歯や歯周病のリスクが高まります。
また、かみ合わせの不具合や歯ぎしりが強いと、セラミックの割れや脱離が起きる可能性もあります。再治療を避けるためには、
- 定期的なメンテナンス
- ナイトガードの装着
- かみ合わせの調整
などが重要です。
長持ちさせるために大切なこと
「せっかく高額なセラミックを入れたのに、すぐにダメになったら…」と不安に感じる方も多いと思います。ですが、正しいケアと定期的な通院で、セラミックの寿命は大きく延びます。
特に、以下の点を意識しましょう:
- 3ヶ月〜半年ごとの定期検診
- 毎日のフロスや歯間ブラシでのセルフケア
- 歯ぎしり・食いしばりのコントロール
まとめ|セラミックは“投資価値”のある治療
セラミックは「高いけれど、それに見合う価値がある治療」です。長く使い続けられる審美性と機能性を兼ね備え、再治療リスクも抑えられるので、将来的な医療費やストレスを減らすという点でもメリットは大きいです。
セラミックの寿命や費用、再治療が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。あなたにとって最適な治療法を一緒に考えていきましょう。
参考文献
- Pjetursson BE, Sailer I, Zwahlen M, Hämmerle CH. A systematic review of the survival and complication rates of all-ceramic and metal–ceramic reconstructions after an observation period of at least 3 years. Clin Oral Implants Res. 2007;18(Suppl 3):86–96.
- Miyazaki T, et al. A review of dental CAD/CAM: current status and future perspectives. J Prosthodont Res. 2009;53(2):77–84.
- Consensusによるコラム・レビュー(https://consensus.app)