2025年8月03日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「歯を1本失ってしまった…」「ブリッジかインプラント、どっちがいいの?」
そんなお悩みを持つ方は少なくありません。
どちらも歯を失った際の治療法ですが、それぞれにメリット・デメリットがあり、「どちらが正解」とは一概に言えません。
今回は、インプラントとブリッジの違いや選び方、そして治療後のメンテナンス方法について分かりやすく解説します。
インプラントとは?

インプラントは、あごの骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯(クラウン)を装着する治療法です。歯を失った場合の治療法としてもっとも予後がいいので第一選択となります。
● 特徴
- 周囲の歯を削らない
- 天然歯に近い「見た目」と「噛み心地」
- 骨が健康でないと適応できない場合も
- 手術が必要で、治療期間は3〜12ヶ月程度
ブリッジとは?

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削って支えとし、橋渡しのように人工歯を固定する方法です。手術が必要なく、治療期間も早く済む反面、削った歯の寿命が落ちたり、清掃しにくかったりとデメリットもある治療です、銀歯であれば保険も効きます。
● 特徴
- 保険適用が可能な場合もあり、費用を抑えられる
- 治療期間が比較的短い(2〜4週間)
- 健康な歯を削る必要がある
- 支えの歯に負担がかかるため、将来的な再治療のリスクも
インプラントとブリッジの比較
どちらを選ぶべき? 判断のポイント
- 周囲の歯を削りたくない/長期安定性を重視 → インプラント(10年予後が90%以上)
- 手術が不安/早く・安く治したい → ブリッジ
- 骨の状態や全身の健康状態も加味する必要あり
当院では、CTや口腔内スキャンによる精密な診断を行い最適な選択をご提案しています。
治療後のメンテナンスも重要
どちらの治療法を選んでも、治療後のケアが成功の鍵を握ります。
インプラントのメンテナンス
- 専用のブラシやフロスでのセルフケア
- 3〜6ヶ月に一度の歯科医院での定期検診とクリーニング
- インプラント周囲炎の早期発見が重要【1】
ブリッジのメンテナンス
- ブリッジ下に汚れがたまりやすいため、フロススレッドや歯間ブラシを活用
- 支えの歯の虫歯や歯周病に注意
- 定期的なかみ合わせチェックが必要
まとめ:後悔しないために「比較+相談」を
インプラントにもブリッジにも、それぞれの強みと注意点があります。
大切なのは、「今の状態」だけでなく「将来の口腔環境」を見据えて治療法を選ぶこと。
博多歯科・矯正歯科では、インプラント・ブリッジの両方に対応し、患者様に合った治療を丁寧にご案内しています。
どちらが自分に合っているか、まずはお気軽にご相談ください。
参考文献
- Lindhe J, Meyle J, Group D of European Workshop on Periodontology. “Peri-implant diseases: Consensus Report.” J Clin Periodontol. 2008.
- Sadowsky SJ. “The prosthodontic considerations in implant therapy.” Dent Clin North Am. 2006.
- 厚生労働省「歯科インプラント治療のガイドライン」日本口腔インプラント学会監修, 2020年