2025年11月18日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です。
矯正相談で多い質問のひとつが
「ワイヤーとマウスピース、どっちが痛いですか?」
実は、どちらも歯を動かす治療のため“全く痛くない”ということはありませんが、
痛みの種類や出方には明確な違いがあります。
今回は、矯正を検討している方が最も気になる「痛み」をわかりやすく比較します。
🔍 結論:痛みの種類が違う
結論から言うと、一般的にワイヤーの方が痛みが出やすいです。マウスピース矯正中はつけ外しの時以外はあまり痛みはありませんでした(マウスピースは僕の実体験ありです)。
- ワイヤー矯正 → 圧迫感・じんじんした痛みが出やすい
- マウスピース矯正 → 痛みは軽度・歯が押される違和感が中心
どちらが“耐えられない痛み”ということはほとんどありませんが、
生活スタイルや歯並びによって向き不向きが異なります。
これは動かし方によります。
ワイヤー矯正では、1ヶ月に1度ワイヤーを調整していきます。つまり、1ヶ月分歯を動かすわけです。1ヶ月分は大体1mm程度なのですが、1mm歯を動かす力をかけるので歯に大きな負担がかかって痛みが出やすいです。一方、マウスピース矯正では基本的に1週間に1度マウスピースを交換しますので、1週間分歯を動かすというわけです。0.25mm程度の移動量なのでごく小さな力を継続的にかけていきます。なので痛みが出にくいのです。
【1】ワイヤー矯正の痛みの特徴
⚡ ① 調整後の「じんじんした痛み」が出やすい
ワイヤーを締め直すことで歯に力がかかり、
1〜3日ほど軽い痛みや圧迫感が出ることがあります。
特に噛むと響くため、
調整日は「やわらかい食事」がおすすめです。
⚡ ② 装置が当たる痛み
- ブラケットが唇・頬に擦れる
- ワイヤーの先端が頬に刺さることがある
- 口内炎ができやすい
これらはワックスで保護したり、調整で改善できます。
⚡ ③ 歯が大きく動く症例では痛みが強め
特に叢生(ガタガタ)を大きく並べる時期は
一時的に痛みが出やすいです。
【2】マウスピース矯正の痛みの特徴
✨ ① 新しいトレーに替えた日に軽い締めつけ感
トレー(アライナー)を交換した直後は
“押されるような違和感”が1〜2日続く程度です。
多くの患者さんが
「ワイヤーより痛みが少ない」と感じています。
✨ ② 装置による口内炎はほぼゼロ
マウスピースはプラスチックで薄く、
ワイヤーのように刺さったり擦れたりしにくい構造です。
仕事・接客業の方が
「見た目・痛みが少ない」点で選ぶケースも多いです。
✨ ③ 食事や歯磨きの時は外せるので快適
痛みというより「噛みにくさ・装置の違和感」が少ないというメリットがあります。
こうした理由から、基本的には僕はマウスピースでできる方はマウスピース矯正の方がいいと考えています。
【3】痛みを軽減する方法
🟢 ワイヤー矯正
- 調整後は硬いものを避ける
- ワックスで頬・唇をガード
- どうしても痛い時は痛み止めもOK
🟢 マウスピース矯正
- 新しいトレーは夜寝る前に交換すると痛みを感じにくい
- しっかり20時間以上装着で「痛みの戻り」を予防
痛みが出てきたら、毎日空いている当院ならいつでも対応できます(年末年始を除く)のでご安心ください。
【4】当院ならどちらの矯正もご提案可能◎
博多歯科・矯正歯科では
ワイヤー・マウスピース両方に対応しています。
さらに…
- 難症例はワイヤー矯正専門(日浦矯正クリニック)へ連携
- マウスピース難症例はMA矯正歯科に紹介可能
複数の専門医と連携しているため、
患者さんの希望・痛みの感じ方・歯並びの状態で最適な方法を選べます。
🌟 まとめ
- ワイヤー:調整後の痛み・装置の当たりが出やすい
- マウスピース:痛みは弱いが締め付け感はある
- 痛みの感じ方や生活環境によって、最適な矯正方法が変わる
- 当院では複数の矯正専門医院と連携して、ベストな治療計画をご提案
矯正を始めるうえで「痛みの不安」は誰にでもあります。
博多で矯正を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。