2025年11月27日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です。
最近は「保険でも白い被せ物ができる」という情報が広まり、
CAD冠(キャドカン)を選ぶ方が増えてきました。
ただし、同じ白い被せ物詰め物なので
「保険のCAD冠と自費のセラミックって何が違うの?」
「結局どっちが長持ちするの?」
と迷われる方が多いのも事実です。
確かに見た目はほぼ変わらないのですが、予後がかなり変わってきますので、今回は、両方の治療を提供している歯科医師の立場から“違い・メリット・デメリット”をわかりやすく比較したいと思います。
▶ CAD冠(保険)とは?
CAD/CAMという機械で作る、
白いプラスチック+セラミック混合素材の被せ物です。
✔ 保険で白い歯にできる
金属アレルギーの心配もありません。
✔ 使える部位に制限あり
- 小臼歯
- 条件が揃った場合のみ大臼歯
- 前歯のCAD冠は条件付き
※自由度は自費よりだいぶ狭いです。
✔ 価格は安いが耐久性は控えめ
素材は“硬いプラスチック”のため
割れ・すり減り・変色が起こりやすいのがデメリット。
かなり割れやすいですし、なるべく割れないように銀歯やセラミックよりも多く歯を削る必要があります。
▶ 自費セラミックとは?
セラミック100%、またはジルコニアベースの
高強度・高審美の白い被せ物です。
✔ 見た目が圧倒的に自然
透明感・ツヤ・色味の再現性が高く、
前歯でも本物の歯とほぼ見分けがつきません。
✔ 精密で長持ち
- 二次むし歯のリスクが極めて低い
- 5〜10年以上安定
- 変色がほぼゼロ
- 違和感が出にくいフィット感
✔ 選べる種類が多い
- フルジルコニア(強度最強)
- ジルコニアセラミック(透明感トップ)
- e.max(自然な色味)
用途に合わせて最適な素材が選べるのもメリットです。
▶ CAD冠とセラミックの違い 比較表

▶ どんな人にCAD冠がおすすめ?
- とにかく費用を抑えたい
- 前歯以外の見えにくい部分の治療
- 一時的な白い歯として選びたい
- 金属アレルギーを避けたいけれどセラミックまでは要らない
▶ どんな人に自費セラミックがおすすめ?
- 前歯の自然な見た目を重視する方
- 奥歯の割れにくさ・長持ちを重視する方
- むし歯の再発を減らしたい
- 歯ぎしりが強い
- 長期的なコスパを良くしたい
- 保険のCAD冠を入れたがすぐ割れた・変色した経験がある
▶ 当院のこだわり
当院では、
- 3Dスキャナー(iTero)を使用した精密な型取りも可能
- 技工士との密な色合せ
- 噛み合わせや噛む力を考慮した設計や素材選択
- セラミック治療後のマウスピースケアで長持ちサポート
特に、福岡・博多エリアは接客業・営業職の方も多く、
前歯のセラミック治療の相談が増えています。
当院では、法人専属の技工士さんや近くの密に連携を取れる技工士さんがいますのでご安心ください。
▶ まとめ
- CAD冠は「保険で白い歯を入れたい」方向け
- 自費セラミックは「美しさ・強度・長持ち」を求める方向け
- 見た目・耐久性・むし歯予防の面では セラミックが圧勝
- 予算と用途で選ぶのが大切
- 当院ではあなたの歯の状態に合わせて最適な素材を提案できます
福岡市博多区で
「どれを選ぶべき?」「自分の歯に合うのは?」と迷われている方は、
ぜひ 博多歯科・矯正歯科へご相談ください。